バース・掛布・岡田 3者連続バックスクリーン
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1985年4月17日 巨人2回戦(甲子園) T6-5G
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前日の「河埜の落球」による大逆転劇。その興奮も冷めやらぬ巨人2回戦。阪神・工藤一彦、巨人・槙原寛己の先発で18時20分に試合は始まった。 |
初回、巨人先頭の松本匡史がヒットで出るも盗塁死。しかし続く篠塚利夫が内野安打で出塁すると、ウォーレン・クロマティが先制の2ランホームランを打つ。 その裏、四球のランディ・バースと掛布雅之をおいて、岡田彰布がセンター前へタイムリー。1点をかえす。7回表、この回先頭の四番・原辰則が三塁打で出塁すると中畑清が犠飛でかえし、巨人は貴重な追加点をあげる。 そしてその裏、ドラマはおこった。 |
2点ビハインドで迎えた7回裏、木戸克彦がヒットで出るとその代走・北村照文が盗塁を決める。その後真弓明信が四球を選び、二死1、2塁の場面。 打席のバースは真ん中に入ってきた槙原の初球をとらえた。打球は一直線にバックスクリーンへ。バースのこのシーズン第1号は逆転のスリーランHR。槙原はマウンドにうずくまった。
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続く打席は四番・掛布。槙原の3球目を、これもセンターバックスクリーンへ叩き込む。 1985年最初のBK砲の揃い踏みだ。 |
そして五番・岡田。槙原の2球目を、またしてもバックスクリーンへ運ぶ。岡田このシーズンの第1号ホームランは、バース、掛布に続く三者連続ホームラン。
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たった6球の間の出来事だった。 バースが、掛布が、岡田が三人ともバックスクリーン!3者連続バックスクリーン!湧き上がる観衆とベンチを尻目に、槙原はただただ呆然とするばかり。前日の「世紀の落球」に続き、この夜も巨人を悪夢が襲ったのだった。
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3点リードで迎えた9回表、8回から投げていた福間納がつかまる。クロマティ、原に連続ホームランを浴び1点差に。しかしその後を中西清起がきっちり抑える。中畑をレフトフライ、吉村禎章、駒田徳広を連続三振にうちとり、プロ入り初セーブをあげた。
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| 巨人 |
2 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
1 |
0 |
2 |
5 |
| 阪神 |
1 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
5 |
0 |
X |
6 |
勝利投手:工藤/敗戦投手:槙原/セーブ:中西/勝利打点:バース1
本塁打:クロマティ1号(2ラン,工藤),バース1号(3ラン,槙原),掛布2号(槙原),岡田1号(槙原),クロマティ2号(福間),原2号(福間) 盗塁:北村/失策:平田
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槙原寛己(まきはら・ひろみ)
1963年8月11日生まれ/大府高−巨人(1982年ドラフト1位で入団〜2001年現役引退) 右投右打/投手/1985年当時の背番号は「54」 新人王(1983)、最多奪三振(1988)、日本シリーズMVP(1994)、完全試合(1994)
槙原VS阪神タイガースと言うと、85年のバックスクリーン3連発、97年の新庄の敬遠球サヨナラヒット、この二つの出来事が思い出される。が、実際は阪神とは相性がよく、デビュー戦の10回完封勝利にはじまり、現役時代をとおし阪神をカモにしていた。
対阪神通算成績:83試合/38勝10敗・11S/26完投、10完封/投球回数475回1/3/防御率2.33
93年オフにはFA宣言をするが、当時の長嶋監督が背番号と同じ17本のバラを贈り残留を熱望。これに感動した槙原はFA移籍を断念した。
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